〈茶の一刻〉

なにも知らなかった、なにも知ろうとしなかったと認めれば世界はとても広い

おじいちゃん一周忌

 

 

 

わたしのパパは、

自分のこと「おとやん」って呼ぶ

ママのことを「おかやん」って呼ぶ

 

お父さんだからおとやんで、

お母さんだからおかやんでしょ、

じゃあともは?って聞いたら

 

「ともやん!」って、おっかしいの

笑いが止まらなかった日。

 

 

今日は暑い日でした。

おじいちゃんの一周忌

 

 

お気に入りの黒いワンピースを着て、お気に入りのビーズの指輪をつけた。本当は喪服で、きらきらしたものは身につけないっていうけれど、おばあちゃんもいいって言ったし、おじいちゃんはきっとかわいいと褒めてくれるからいいのだ。

 

お経をあげていただいている時、窓の外に大きな石があって、そこに雀が飛んできた。

お経の間、こっちをちらちら見ながらずっとそこにいたの。おじいちゃんだったんだろうねって、パパとママも気づいていて、なんだか嬉しかった。

 

 

この前おばあちゃんの家のお庭の

草取りをした。ダンゴムシをつついたり、蚊に刺されたりしたけど楽しかった。

ドクダミの香りに溺れそうだった。

昔はお庭でキウイを育ててたんだよ、おいしかったな〜。

 

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これはうちで今朝とれた、ちいちゃいりんごさんです。これでも今までで1番大きい子!

 

 

おじいちゃんに会えなくなって、

もう一年たってしまった。

早いね

 

 

 

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いつも七夕は同じお願い事をするんだ

これでいいのだ